142: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/22(火) 21:40:46.34 ID:CC20O+KU0
うつむいた顔を上げる。私は、先生の言ったことがよく理解できてない。
「なに、を」
「診断書も書きます。高垣さん。お仕事を休まれたほうが」
「……待って……ください」
仕事を、休む? 私が?
「どれくらい……休めば、いいですか? 二日? 三日?」
「いえ、最低三か月は休まれたほうがいいです」
待って。三か月? 三か月って、どのくらい?
「先生……」
言葉を失う私に、先生は悲しそうにかぶりを振った。
「……いや」
「高垣、さん?」
「いや、です」
私は、頭がかっとする感覚を覚える。
「いやです! やめて! お願い!」
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