少年「ミッドナイト・シーラカンス」
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7: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2020/09/13(日) 20:42:05.40 ID:L32KXTsp0
少年「ああ……」

少年(外に出た瞬間、夜風がふわりと僕を包み込んだ)

少年(重苦しい部屋の中とは、全然違う)
以下略 AAS



8: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2020/09/13(日) 20:46:55.25 ID:L32KXTsp0
リリリリリ……リリリリリ……

少年(僕は歩く。こんなにも足が軽いのは初めてだ)

少年(コオロギの澄んだ鳴き声が夜に染み渡る)
以下略 AAS



9: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2020/09/13(日) 20:50:16.00 ID:L32KXTsp0
少年(ポケットに入れておいた飴玉を一つ、口に含む)

少年(舌の上に甘さが広がる。こんなにも飴玉に意識を向けた事は初めてだ)

少年(甘い幸福感が心地良い。飴玉ってこんなに美味しかったっけ?)
以下略 AAS



10: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2020/09/13(日) 20:54:52.40 ID:L32KXTsp0
少年(僕はどこかの公園のブランコに座る)

少年(こんな時間に遊んでいる人なんて居ないだろうな)

ギー、ギー
以下略 AAS



11: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2020/09/13(日) 20:56:57.71 ID:L32KXTsp0
少年(僕の近くで、落ち着いた声が放たれる)

少年(僕は焦って辺りを見回す、けれど)

少年「え……居ない……?」
以下略 AAS



12: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2020/09/13(日) 21:03:14.48 ID:L32KXTsp0
少年(シーラカンス。生きた化石。恐竜の居た時代から生きている)

少年(絶滅したと考えられていた魚……だっけ。魚の図鑑で読んだ)

少年「う、浮いてる……」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 09:40:36.33 ID:kKnHwTbyO
きたい


14: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2020/09/14(月) 19:37:31.02 ID:H4zZvC5e0
少年「綺麗な満月だね」

シーラカンス「そうだな。月の兎もくっきりと見える」

少年「兎はお餅をつくのを嫌になったりしないのかな」
以下略 AAS



15: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2020/09/14(月) 19:44:28.75 ID:H4zZvC5e0
少年(僕らは歩き続ける)

少年(シーラカンスが泳いだ跡は、光る粒子が軌跡となって闇の中を流れていく)

少年(まるで天の川を泳いでいるように見える)
以下略 AAS



16: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2020/09/14(月) 19:47:27.84 ID:H4zZvC5e0
シーラカンス「あともう少しだ」

少年「楽しみだな。何があるんだろう」

シーラカンス「少年。夜は楽しいか?」
以下略 AAS



17: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2020/09/14(月) 20:41:42.07 ID:H4zZvC5e0


フワ……フワ……


以下略 AAS



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