9: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2020/09/13(日) 20:50:16.00 ID:L32KXTsp0
少年(ポケットに入れておいた飴玉を一つ、口に含む)
少年(舌の上に甘さが広がる。こんなにも飴玉に意識を向けた事は初めてだ)
少年(甘い幸福感が心地良い。飴玉ってこんなに美味しかったっけ?)
少年(僕は草むらに目をやる。深夜の草むらは、露を蓄えてしっとりと湿っている)
少年(草も生きているんだなあ。そんな当たり前の事を実感する)
少年(瑞々しい空気を感じた後、僕は道路を横断する)
少年(こんな所に車なんて一台も来ない。何なら寝そべったって良い。全ては僕の自由だ)
少年(夜の高揚感に胸が躍る。僕はどんどん町はずれに向かう)
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