羽川翼「それが……我が主人のお望みとあらば」阿良々木暦「決まりだな」
1- 20
21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/08(火) 23:35:58.70 ID:lUuaoiGOO
「ハッ「ハハッ「ハハハッ「ハハハハッ「ハハハハハハッ」ハァーッハハハハハッ!!!!」

私のはしたない申し出をハートアンダーブレードさんが嘲嗤う。うう。恥ずかしくてもう涙が出てきた。

「羽川、本気なのか……?」
「の、飲まないならいいの! 変なこと言ってごめんね? さすがに飲尿は無理だよね」

我に返って失言を詫びると、彼は首を振って。

「いいや。お前の気持ち、すげー嬉しいよ」
「へ?」
「なあ、キスショット。吸血鬼の先輩であるお前に、ひとつ聞きたいことがある」
「はあーお腹痛い。なんじゃ、我が従僕よ?」
「おしっこは吸血鬼の栄養になるのか?」
「さてな。いくら儂とてこの600年間、そんなことは試そうとすらせんかったからわからん。というかそもそも排泄は長いことしとらん。あれもまた、人間だった頃の名残りじゃからな。出そうと思えば吸血鬼の具現化能力で出せんこともないじゃろうが、出す必要に迫られることなどそうそうある筈もない」

飲尿はハートアンダーブレードさんも未知の領域らしい。

「なら、試してみる価値はあるか」
「従僕よ、正気か?」
「少なくとも、さっき目の前で散った羽川の血を飲むよりはいい。だから頼む、羽川」
「わかりました……主人のお望みとあらば」

なんだろうこれ。話の流れがおかしい。
阿良々木くんはどうしてこうも乗り気なの。
もしかすると、これが彼の裏の顔なのかも。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
24Res/31.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice