23: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2020/09/23(水) 14:00:20.28 ID:XcMjEo+hO
目を疑った。
思わず目を逸らし、そしてもう一度その方向へと視線を移した。
間抜けな声が漏れてしまったことにも気づかず、無意識に足が止まっていた。俺のすぐ後ろを歩いていたらしい誰かがぶつかってきて、舌打ちをして追い越していったが、そんなことも意識の外だ。
彼女は小さな喫茶店の中でパソコンを前に真剣な眼差しを向けている。その姿は在りし日の光景とぼんやりと重なる。
見間違うはずがない。
雪ノ下雪乃が、そこにいた。
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