鹿賀りん「ダイキチが悪いんだよ?」河地大吉「ああ……俺が悪い」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/02(水) 22:22:27.50 ID:VrI1bENjO
「……わかった。好きにしろ」
「ダイキチが悪いんだよ?」
「ああ……俺が悪い」

一応、これでも大人だ。全てを受け入れる。

「今日は寝る前におトイレ行かなかったの」
「りん、お前……」
「だから、きっといっぱい出るよ」

女の子は俺が思っているもずっとずっとしたたかで、そして怖い。恐怖に顔が引きつる。
そう、俺は怖いのだ。怯えている筈なのに。

「ダイキチ、何でそんなに嬉しそうなの?」
「え?」

言われて気づく。たしかに俺は悦んでいた。

「俺は……お前の保護者だから。だからたぶん、りんの世話が出来て、嬉しいんだよ」
「ダイキチ……嬉しい」

俺の嬉しさが、りんの嬉しさに繋がる。
育児とはなんと素晴らしいのだろうか。
そう、これは慈愛であり愉悦などでは。

「でも、嘘ついちゃいけないんだよ?」

見透かされていた。俺も知らない俺の闇を。

「ダイキチの本心を見せて」
「お、俺は本気でりんのことを……」
「おしっこをかけたら、見せてくれる?」

ダメだ。やめてくれ。違う。俺の、本性は。

「ま、待て、りん……は、話し合おう」
「ずっと待ってたのにダイキチ来なかった」
「その件については謝るから……!」
「だから、これはお仕置きなの」

ちょろっと。聖水が罪深い俺に降り注いだ。


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