【ラブレコ】〜第1章〜穂乃果「待っててね、雪穂。お姉ちゃんが見つけるから」
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33: ◆wU90jn4ibk
2020/09/01(火) 09:37:52.38 ID:oDG5Ig1P0
絵里「えっ?」

穂乃果「今ちょうどその話題で持ち切りだったよ!」

絵里「なんだ、それなら私も合流しとけばよかったわね」

穂乃果「でもこれでウワサは現実だって確信が持てたよ」

絵里「そうね、他にも同じような経緯で同じ目に遭っているわけだから」

絵里「もう都市伝説なんかでは片付けられない問題よ」

穂乃果「でも未だにそのウワサの本拠地が見つからなくて」

絵里「私もどこにあるかは分からないわ」

穂乃果「根拠はないかもしれないけど、昨日水をくれたおじさんを探しに今、参京を回ってる所なの」

絵里「って穂乃果!あなたまでその水飲んだの?」

穂乃果「うん、最初は暑くて喉乾いてたから、おじさんの親切さに甘えて飲んじゃったんだ」

穂乃果「でもやちよさんたちに相談して、紙が降ってくる原因とか、最後どうなってしまうのか?」

穂乃果「そして何で雪穂と亜里沙ちゃんが消えちゃったのかも、その理由があの水を飲んだからだったんだね」

絵里「その通りよ、近くにいた他の班の生徒たちも目撃してたわ」

穂乃果「それなら話は早いね」

絵里「まだ1日は経過してないから、異世界に連れていかれる前に、バスが帰る時間までにウワサを見つけて倒して妹を救出するわよ!」

穂乃果「もちろん」

絵里「今から参京に行くわ、おととい亜里沙たちが寄ってた水徳商店街を探してみる」

穂乃果「水徳商店街って、今ちょうど私たちもそこに向かってるんだよ!」

絵里「奇遇ね、なら先にそこで待ってなさい」

絵里「私も後を追うから」

穂乃果「分かった、もし見つけたら連絡するよ!じゃあね」

―ガチャッ

穂乃果「みんな、お待たせ!」

やちよ「時間がないわ、環さんに不幸が訪れる前に見つけるわよ」

一同は水徳商店街に入り、数ある屋台の中から例の水配りおじさんを探した
探すこと20分、ようやく私の目の前に姿を現した

いろは「見つけた!あれです、私が昨日飲んだのは」

穂乃果「私も場所は違うけどおじさんの前通りかかって水もらったの」

やちよ「さて、ここからどうやって結界の中に入るかが問題ね」

鶴乃「今までのウワサも逆鱗に触れるような行為をして結界に引きずり込んできたから」

穂乃果「なら、あの水を2本以上飲むとか」

やちよ「いや、サービスを無下にして断ってみるのもいかがかしら?」

いろは「いろいろ試してみましょう」

――その頃、絵里は――

神田女学園の送迎バスの前で昨日の傭兵がたむろしていた

絵里「こんな所で何やってんの?」

傭兵「んあ?誰だ」

傭兵「って昨日の姉ちゃんかよ」

絵里「あなた昨日そこのホテルに泊まったらしいね」

傭兵「何だよ、悪いかよ?」

絵里「住む所もない生活に余裕のないあなたがこんなおしゃれなホテルに泊まれるだけのお金を持っているはずがないわ」

絵里「何より中学生だからお金があっても保護者なしでは泊まれない」


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