【ラブレコ】〜第1章〜穂乃果「待っててね、雪穂。お姉ちゃんが見つけるから」
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◆wU90jn4ibk
2020/09/01(火) 09:36:19.78 ID:oDG5Ig1P0
生徒L「店員さんも困ってました」
絵里「詳しい情報ありがとう」
生徒G「もしかしたらその水と何か関係あるかも?」
生徒X「飲まなかった私たちには紙が落ちたり異常な現象は起こらなかった」
生徒G「でも水の飲んだ生徒たちはみんな口を揃えて「変な紙が落ちてきた」とか「1時間ペースで降ってくる」とか」
生徒K「見返してみれば紙が落ちる度に次々と数値が下がっていたり」
生徒L「まるでカウントダウンみたいね」
生徒G「都市伝説もここまで来ると現実味をおびてきます」
絵里「分かった、あとは私が調べるから」
絵里「みんなありがとう、くれぐれも外には出ないように!」
これで全ての謎がひとつにまとまった
うちの亜里沙と雪穂ちゃん、他にもいろんな生徒がフクロウ幸運水とかいう胡散臭い水を飲んで
そこから1時間ごとにカウントダウン形式で紙が目の前に落ちてくる
そしてちょうど24時間が経過した頃には全ての幸運を使い果たしてしまい
その代償として異世界へと引きずりこまれてしまう
あくまで推測に過ぎないが、行方不明になった原因はきっとそこにある
おいしい話には裏があるというのはまさにこの事である
何とか辻褄は合ってきたが、問題はそのウワサってやつの本拠地である
確か参京とか言ってたから、亜里沙たちが飲んだという例の商店街に行ってみるか
私は部屋を出て、ホテルを抜け出して穂乃果に電話をかける
―AM11:30
――その頃、穂乃果たちは――
穂乃果「私たち、あと5時間しかないんだよね」
いろは「はい、このままウワサが姿を現すのを待った方が無難ですかね?」
やちよ「のんきな事言って、何か起こってからじゃ手遅れよ」
鶴乃「そうだよ、それなら水徳商店街あたりを探してみない?」
やちよ「あの人混みの中ならありそうね」
いろは「分かりました、商店街なら絶好の場所かもしれません」
―prrr
穂乃果「ごめん、ちょっと電話出る」
穂乃果「みんなは先に行ってて!」
やちよ「こんな時に何やってんのよ?」
鶴乃「いいよ、入り口で待ってるから」
入り口から少し離れてみんなの見える所で出た
穂乃果「もしもし絵里ちゃん?」
絵里「穂乃果、今どこにいるの?」
穂乃果「どこって参京区だけど」
絵里「ちょうど水名区のホテルから出た所よ」
穂乃果「何か手掛かりは?」
絵里「亜里沙と雪穂ちゃんたちとは別の班だけど、同じクラスメイトの子たちから聞いて回ったの」
絵里「それぞれバラバラだったけど、いろんな生徒や先生から証言をもらったわ」
穂乃果「それで原因は分かったの?」
絵里「いい?穂乃果、落ち着いて聞きなさい」
穂乃果「うん」
絵里「昨日私を泊めてくれた子も、神田の生徒たちも、みんなに共通する出来事は」
絵里「例の幻の水を飲んだ者は1時間ごとにカウントダウン形式で数字の書かれた紙がその人を対象に落ちてくるのよ」
穂乃果「それ、さっき七海さんから聞いたよ!」
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