【ラブレコ】〜第1章〜穂乃果「待っててね、雪穂。お姉ちゃんが見つけるから」
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26: ◆wU90jn4ibk
2020/09/01(火) 09:29:20.11 ID:oDG5Ig1P0
第三話「魔法探偵やちよのウワサ事件簿」

―AM8:00

翌日、目が覚めると一足先に環さんが起きて朝食を作ってくれていた

絵里「おはよう」

いろは「おはようございます」

絵里「本当に何も手伝わなくて大丈夫?」

いろは「気にしないでください、私が無理やり泊めちゃったようなものなので」

絵里「逆に助かったわ」

いろは「それにしても家に入ってから、寝てる間にも何枚も紙が落ちてきました」

絵里「やっぱりこれは人間の仕業ではないという訳?」

いろは「そうみたいですね、ここまで来ると人間には不可能だと思います」

いろは「一種の霊現象か先輩が言ってた通りウワサが仕掛けたものだと踏んでいます」

絵里「まあ、もしもの時は私を頼りなさい」

いろは「はい、そういえば今日の10時に万々歳で先輩と合流する約束なんですけど」

いろは「ちなみに万々歳ってご存知ですか?」

絵里「もちろんよ、あの50点と評判の中華料理屋でしょ」

絵里「昔はよく食べに行ってたわよ、完食するのに時間がかかって最終的に食べきれなくて持って帰ったのが懐かしいわ」

いろは「今日そこに行く予定で、もしよかったら絢瀬さんも一緒にどうですか?」

絵里「ごめんなさい、私は他に用事があるから」

いろは「いえ、こちらこそ無理行っちゃってすいません」

絵里「実は妹の宿泊先のホテル「グランドニューミズナ」に行って先生や生徒たちに事情を聞きに行くの」

いろは「修学旅行で泊まってた所ってそこなんですか?」

絵里「うん、昔は「水名ホテル」っていうホテルがあったんだけど、5年前に閉館して」

絵里「建物自体は今でも残ってるらしいけど人はいないようで」

絵里「後から別の土地に新しいホテルが建てられて、それが今回のホテルよ」

いろは「そこまで詳しいなんて、さすが神浜で暮らしていただけありますね」

絵里「最近出来た物はあまり知らないけどね」

絵里「とりあえず神浜駅までは一緒についてってあげるわよ」

いろは「それだけでも十分嬉しいです」

手短に朝食を済ませて出発
宝崎から電車に乗って神浜に向かう

―AM9:00

――神浜駅到着――

絵里「それじゃあ私はここで失礼するわ」

いろは「1日付き合ってくれてありがとうございました」

ここで一旦解散して、私はグランドニューミズナに向かう
一応、やちよ、鶴乃、みふゆとは幼馴染で昔は仲良かったけど
いろいろ聞かれるのもめんどくさいから、その間柄については環さんには黙っていた
鶴乃やみふゆとは特にわだかまりはないけど、問題はやちよだから
その二人と関わる事もやちよは許してくれなかった
二人を巻き込まないように、無意味な争いを避けるためにも
中学を卒業して以来、あの二人とも一切連絡を取らなくなった

――その頃、みかづき荘では――

穂乃果「Zzz….」

やちよ「高坂さん、そろそろ出発するから起きなさい!」

穂乃果「うぅ〜眠いよ….もうちょっと寝かせて」


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