【ラブレコ】〜第1章〜穂乃果「待っててね、雪穂。お姉ちゃんが見つけるから」
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◆wU90jn4ibk
2020/09/01(火) 09:27:01.54 ID:oDG5Ig1P0
鶴乃「いいけど、どうして?」
穂乃果「一保護者としての関わりがあるので、私の方から明日、先生方に会って渡しておこうと思って」
鶴乃「わかった、その子が無事かどうか保証は出来ないけど」
鶴乃「もし会えたら返してあげて(生徒手帳を渡す)」
穂乃果「ありがとう、あとは私に任せて」
やちよ「問題はウワサ絡みの事件か否か」
やちよ「それさえはっきり分かれば、あとは例のウワサを潰して妹さんを連れ戻すだけ」
やちよ「明日の夕方までには何とか間に合うよう協力するわ」
穂乃果「お互いに目的は違うけど、一緒にそのウワサってやつを倒しましょう!」
鶴乃「もし分かったら連絡して、鶴乃お姉さんも手を貸すから」
穂乃果「うん、また明日よろしく」
鶴乃「中華が恋しくなったらまたいつでもおいで」
―PM9:00
みかづき荘に帰って、それからも何度か紙が落ちてきたけど
今日はもう疲れてるし、七海さんが用意してくれた個室で寝る
やちよ「あなたの部屋はここよ、あらかじめ布団も敷いておいたから先に寝てなさい」
穂乃果「明日もお世話になります、おやすみなさい」
――ここからやちよ視点――
高坂さんは床について、私はリビングで環さんに電話をかける
―prrr
いろは(やちよさんからだ、こんな時間にどうしたんだろう?)
―ピッ!
いろは「もしもし?どうしたんですかやちよさん?」
やちよ「夜分遅くにごめんなさい、少し心配になって」
やちよ「あの後、無事に帰れた?」
いろは「えっと、帰ろうとして駅まで歩いてる途中で傭兵らしき女の子に遭遇しました」
やちよ「街中に指名手配の貼り紙があったの気付かなかった?」
いろは「すいません、まだ神浜の事も傭兵もあまり知らなくて」
やちよ「それで言いがかり付けられて何か奪われたり怪我でもしたらどうするのよ?」
いろは「その件なんですけど、実はちょうどベテランらしき魔法少女がそこに通りかかってきて」
いろは「私と同じく他の街から来た人なんですが、これがまた強くてかっこよくて優しくて頼もしい」
いろは「まさにもう絵に描いたようなヒーローで傭兵を撃退してくれたんです」
やちよ「運がよかったわね、たまたまいい人が通りかかって助けてくれたから無事に済んだけど」
やちよ「次からは一人で神浜歩かないこと、用事があって見送れなかった私にも責任はあるけど」
やちよ「魔法少女として1年も満たないうちは出来るだけ誰かを頼りなさい」
いろは「はい、もしもの時はよろしくお願いします」
やちよ「それで、その人もよそから来た魔法少女なんでしょ?」
いろは「そうですけど」
やちよ「一体何が目的で?例の傭兵やマギウスみたいに神浜を襲来するため?」
いろは「そんな危ない人じゃありません、私と同じように行方不明になった妹を探しに神浜にやってきたんです」
やちよ「はぁ〜どいつもこいつも妹のためにそこまで命懸けるなんて、神浜市外の魔法少女はどこまでお人好しなんだか」
いろは「私と同い年ぐらいの妹らしくて、修学旅行の途中で姿をくらましてしまったんです」
デジャブかしら?
じゃあその子も高坂さんの妹と同じ中学校の生徒さん?
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