【ラブレコ】〜第1章〜穂乃果「待っててね、雪穂。お姉ちゃんが見つけるから」
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23: ◆wU90jn4ibk
2020/09/01(火) 09:25:33.41 ID:oDG5Ig1P0
絵里「後から会う予定だから、それじゃあまた明日」

穂乃果「おやすみなさい」

―ガチャッ

店内に戻って先ほどのラーメンセットを食べられるだけ食べた
残りはみかづき荘に持って帰る事にした

穂乃果「ごちそうさまでした!」

穂乃果「ごめんね、せっかくサービスしてくれたのに残しちゃって」

鶴乃「気にしないで、うちの料理は50点というバランス感覚に優れてるって街中では評判なんだ」

やちよ「開き直ってないで少しは反省しなさい」

鶴乃「ししょーひどいよぉ(涙目)」

穂乃果「でも味はすごく美味しかったよ」

鶴乃「本当に?よかった….」

やちよ(せめて油の量と具の量を改善する努力が必要ね)

鶴乃「あの〜二人には関係ないかもしれないけど」

鶴乃「実は昨日、東京の方から修学旅行生が来てね」

鶴乃「その生徒さんたちがうちの店でお昼ご飯食べてる時に何枚か同じような紙が落ちてきたんだ」

やちよ「どういう事?高坂さんと何か共通する事でも」

鶴乃「詳しい原因はまだ分からないけど、おそらく穂乃果ちゃんと同じ何かに遭遇していた可能性はある」

まさか…うちの雪穂も!?

穂乃果「ごめん鶴乃ちゃん、一応聞いておきたいんだけど」

穂乃果「その生徒さんって制服とか来てた?」

鶴乃「確かに制服姿だったけど、それがどうかしたの?」

穂乃果「学校名とかって分かったりしない?」

鶴乃「制服見ただけじゃよくわからないけど、女子中学生だって事だけは明らかだよ」

中学生って事は雪穂の可能性が濃厚になってきた

穂乃果「もしかするけどそれって神田女学園の子たちだったりして?」

鶴乃「ビンゴだよ!穂乃果ちゃん」

穂乃果「えっ、ウソぉ!?」

すると鶴乃ちゃんは学生手帳を出してきた

穂乃果「これって….」

鶴乃「食べに来た生徒さんのうち一人が落としちゃったみたいで」

雪穂の物でも亜里沙ちゃんの物でもなかったが
手帳を見る限り、妹と同じ中学校の同級生らしい
私の知らない他の生徒だが、何かしら手掛かりにはなるはず

穂乃果「本当だ!ありがとう」

やちよ「一体どういう事なの?」

穂乃果「うちの妹もそこに通ってて昨日から修学旅行でここに来てるんです」

穂乃果「手帳の落とし主とは違うけど、妹と同級生なので」

穂乃果「その妹も原因は分からないけど、今日の昼間から観光中に行方が分からなくなってしまったんです」

鶴乃「それで心配になって妹さんを探しに神浜まで駆けつけてきたってわけだね」

やちよ「一人っ子だった私には分からないけど、お姉ちゃんってのは下の子のためにいつだって必死になるものよ」

鶴乃「兄弟とか姉妹って憧れるなぁ〜」

穂乃果「ねえ、鶴乃ちゃん」

穂乃果「その学生証、私に預けてもらってもいいかな?」


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