3: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 19:43:57.62 ID:/m/aRjWZO
凛世「それは、どういうことでしょうか……?」
智代子「あ、えーと……」
智代子(ど、どうしよう……! 思わず変なこと口にしちゃった……!)
4: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 19:46:03.20 ID:/m/aRjWZO
凛世「プロデューサーさまは以前、仰いました……」
凛世「凛世はもっと欲張りになっていいのだと……」
凛世「大切な友、プロデューサーさまへの想い、どちらも捨て難きものなら……」
5: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 19:47:58.22 ID:/m/aRjWZO
夏葉「智代子、凛世、本気なの? プロデューサーと3人で恋人になるっていうのは」
智代子「う、そ、それは」
凛世「はい……智代子さんと互いに話し合い……決めました」
6: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 19:50:13.99 ID:/m/aRjWZO
智代子(だったら私も、弱気なんか見せられない!)
智代子「……私も、凛世ちゃんと一緒! 凛世ちゃんもプロデューサーさんも、どっちも大事だもん」
夏葉「そう、2人とも決めたのね」
7: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 19:52:32.30 ID:/m/aRjWZO
夏葉「どうしてかしら? 勇気が出ない? ダメよ、それは自分で伝えないと」
凛世「それなら尚更……行くべきではないでしょうか」
智代子「え、ど、どうして!?」
8: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 19:55:01.06 ID:/m/aRjWZO
智代子「今の夏葉ちゃんは何かを我慢してるように見えるよ! さっきの言葉だってまるで自分に言い聞かせてるみたい」
夏葉「……っ、智代子。くどいわよ」
凛世「凛世も、智代子さんと同じでございます……」
9: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 19:57:54.88 ID:/m/aRjWZO
夏葉「だから私のことなんて気にしないで、二人は──」
凛世「……ジムは櫛を贈るために時計を、デラは鎖を贈るために髪を売った」
夏葉「……!」
10: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 20:01:34.40 ID:/m/aRjWZO
夏葉「ところで二人とも、プロデューサーを攻略するために何か作戦は練っているのかしら?」
智代子「作戦?」
夏葉「あら、無策のまま当たって砕けるつもりだったの? それじゃ二人とも玉砕よ」
11: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 20:07:50.81 ID:/m/aRjWZO
智代子(よ、よりによって一番聞かせちゃダメな子が来ちゃった!)
果穂「ただいまお仕事からもどってきました!」
凛世「果穂さん、お疲れ様です……」
12: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 20:10:20.37 ID:/m/aRjWZO
果穂「あたしもプロデューサーさんのことが大好きです! だから一緒にプロデューサーさんの所へ行きたいです」
智代子「そ、それは……」
夏葉「……それはできないわ」
13: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 20:13:18.78 ID:/m/aRjWZO
夏葉「智代子それは……!」
智代子「だってこんなのって不公平だよ。私たちも果穂もおんなじ気持ちなのに、果穂だけ置いてっちゃうのは」
夏葉「でも、」
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