7: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 19:52:32.30 ID:/m/aRjWZO
夏葉「どうしてかしら? 勇気が出ない? ダメよ、それは自分で伝えないと」
凛世「それなら尚更……行くべきではないでしょうか」
智代子「え、ど、どうして!?」
凛世「凛世たちがプロデューサーさまに思いを伝えると話した時……夏葉さんの目が、微かに潤んだのです……」
凛世「……寂しげに」
智代子「ということは、もしかして……」
凛世「夏葉さんも、プロデューサーさまのことを……」
夏葉「!!」
夏葉「……それは勘違いよ凛世。確かにプロデューサーのことは信頼しているわ。でもそれはあくまでビジネスパートナーとして。凛世や智代子の抱いているそれとは別物なの」
智代子「……それが夏葉ちゃんの本当の気持ちなの?」
夏葉「ええ、もちろん。プロデューサーは私たちと一緒にトップアイドルへの道を走ってくれる大切な仲間。それ以上を望むことなんてあってはならないの」
凛世「……あっては、ならない?」
智代子「あってはならないなら、どうありたいの?」
夏葉「言葉尻を取らないで。私はプロデューサーに恋愛感情なんて抱いたことないわ」
智代子「本当に、そうならいいんだけど……」
夏葉「当然、本当の本当よ」
凛世「夏葉さん……」
夏葉「はい、私の話はおしまい。二人は早くプロデューサーに──」
智代子「……ううん! ダメだよ!」
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