2: ◆qtcDIIgo6k[saga]
2020/08/29(土) 19:41:14.56 ID:/m/aRjWZO
凛世「じーー……」
智代子「り、凛世ちゃん、これはね」
凛世「いえ、語らずとも分かります……」
凛世「智代子さんも、プロデューサーさまを……先ほどの智代子さんの目が、なによりの証左でございましょう……」
智代子「…………っ」
智代子「う……ごめんね凛世ちゃん。凛世ちゃんの気持ち知ってたから、いけないって分かってたんだけど、いつからか……」
凛世「謝る必要はございません……そもそもこの想い自体、凛世の我儘に過ぎないのですから……そこに後先は関係ありません」
智代子「でも……」
凛世「……叶わぬことも、とうに覚悟しております……」
智代子「そ、そんなこと……」
凛世「では、もし叶うのなら……智代子さんはどうなるのでしょうか……」
智代子「………」
凛世「智代子さんが苦しむくらいなら、いっそ身を引くことも……」
智代子「……! それはダメだよ、そんなの凛世ちゃんが辛いだけだよ!」
凛世「……凛世には智代子さんも、プロデューサーさまと同じくらい大切なのです。仮に凛世がプロデューサーさまと結ばれたとして、それで智代子さんが涙を飲むのは本意ではありません……」
智代子「凛世ちゃん……」
凛世「凛世の我儘で智代子さんを苦しめたくありません……であれば」
智代子「だったら! 私たち2人で、プロデューサーさんと付き合っちゃえばいいんだよ!!」
凛世「……っ!」
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