3:名無しNIPPER[saga]
2020/08/23(日) 14:53:48.29 ID:EHCUCfR90
通り道
理樹「………」
謙吾「そこで恭介が言った言葉がこれまた傑作でな!」
理樹(いざとなるとなんだか他人の事なのに緊張するな…いったい僕から渡されたら謙吾はどんな表情をすることになるんだろうか)
謙吾「……どうした理樹?今日はずっと黙ってばっかりだな」
理樹「うわっ!あ、いやその……」
理樹(いや、ここは下手に構えるだけむしろ変な空気になるだけだ!ここはサラッと渡してしまえ!)
理樹「謙吾、実はこれ…」
理樹(と、手紙を取り出した瞬間だった)
ビュウウ
理樹「うわっ!」
謙吾「うおっ」
ヒュンッ
理樹「あ、手紙が!」
理樹(手紙が突風に飛ばされて宙を舞った!)
謙吾「あっちに飛んで行ったぞ!」
理樹(手紙は遥か彼方上空を飛んでゆき、あっという間に見えなくなってしまった。あれは裏山の方向…見つけるのは限りなく困難だろう)
理樹「あ、あああ………」
謙吾「な、なんだったんださっきの風
は……それより理樹、残念だったな。いったいなんの手紙だったんだ?大事なものか?」
理樹「け、謙吾に渡そうと……」
謙吾「俺?じゃあ今直接内容を教えてくれたらいいじゃないか」
理樹「いや……それはその……」
理樹(と、取り返しのつかないことをしてしまった!!)
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