提督「観光するか」 金剛・瑞鶴・響「はいっ!」 空母棲姫「…………」
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84:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2020/09/03(木) 23:51:15.90 ID:w0zsvZv80
提督「……いや、微妙に私の記憶の中と町が違っていてな」

空母棲姫「……つまり、迷ったって事かしら」

提督「そういう意味ではない。例えばそこの道がそうだ」

空母棲姫「道がどうかしたのかしら」

提督「パッと見ただけではあまり代わり映えしない普通の古い住宅街なのだが、よく見るとあちこち看板が掛けられている」

空母棲姫「……本当ですね。という事は、お店なのかしら」

提督「恐らくそうだとは思うが……ここに店なんて構えていなかったぞ?」

空母棲姫「伊勢うどん蔦谷、古本ぷらり……他にも色々とあるわね」

空母棲姫「……伊勢うどん?」

提督「どうした?」

空母棲姫「いえ、前に貴方から色々な食べ物を教えて貰ったけれど、この食べ物は聞いた事が無いと思いまして」

提督「……そういえば言っていなかったか。そうだな。一言で言うと不味い」

空母棲姫「酷くザックリと切り捨てたわね」

提督「なぜうどんの癖にあんなにまで麺を柔らかくしなければならないのか理解できん。酷い時は箸で持っただけで千切れるぞ?」

空母棲姫「……麺の柔らかさは置いておきましょうか。どんな味なの?」

提督「味は普通のうどんと全く違う。甘い醤油のタレを掛けていて、食べる前に自分で麺とタレを絡ませるんだ。普通のうどんだと甘い辛いは別としてツユだとは思うが、伊勢うどんはタレと言っても過言ではない」

空母棲姫「とても気になるわね」

提督「……やめておいた方が良いとは思うのだが」

空母棲姫「でも、伊勢という名前を付けているのだから昔からあるのでしょう?」

提督「それはそうだと思うが……」

空母棲姫「ならば何かしら気に入られている証拠です。嫌われている食べ物は基本的に無くなるものだと私は思っています」


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