提督「観光するか」 金剛・瑞鶴・響「はいっ!」 空母棲姫「…………」
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36:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2020/08/22(土) 22:31:39.04 ID:BTB6ZV0B0
提督「そんなに困る事か?」

空母棲姫「……困る」

提督「ふむ。どうしてか聞かせてくれるか?」

空母棲姫「……念の為に言っておくが、他の奴らには言うなよ。あまりにも惰弱な理由だ」

提督「約束しよう」

空母棲姫「…………分からないからだ」

提督「うん?」

空母棲姫「自分の考えや方向性が分からない……。敵なのに敵ではない認識になる、とはさっき言ったと思う。そもそも、どうしてそうなるのかすら分からない」

提督「ふむ」

空母棲姫「むしろ、お前の言動の一つ一つを無条件で信用しそうにすらなってしまう。そんな保証はどこにも無いはずなのに……」

提督「あんなに疑っていたというのに、私の言葉を信じていたのか?」

空母棲姫「信じそうになって振り払っていただけだ。そんな事あるはずがない、とな……」

空母棲姫「今だってそうだ。口約束一つで私はここまで話してしまっている。……それくらい、お前の事を敵だと思えないんだ」

提督「それが何か問題あるのか?」

空母棲姫「普通に考えてみろ。世の中お前のような寛容な性格の持ち主ばかりではないだろう。私がどうであろうと、深海棲艦というだけで敵だ」

提督「瑞鶴や響はどうだった」

空母棲姫「無関心なのか様子見のどっちかだろう?」

提督「さあ、それはどうだろうか」

空母棲姫「曖昧な言葉で片付けようとしても、事実は事実だ」

提督「お前が一歩踏み込んでくれば見えている世界が変わるぞ」

空母棲姫「そんな訳があるか。敵だぞ」


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