提督「観光するか」 金剛・瑞鶴・響「はいっ!」 空母棲姫「…………」
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11:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2020/08/20(木) 01:36:50.20 ID:0vpAmYGA0
金剛「それは……」チラ

空母棲姫「……………………」

金剛「……危険デス。考えを改めて下サイ」

提督「なに。大丈夫だ。自分と私を信じろ」

金剛「…………分かりまシタ。何かあったらすぐに駆け付けるデス」

提督「うむ」

ガチャ──パタン

提督「……さて、少し暇になるな。お前も座ってしまえ」

空母棲姫「随分と呑気だな。私がお前を襲うという考えは無いのか?」

提督「そのつもりならば起きた時にそうしているだろう? それに、お前の目には葛藤が見える。まるで、自分の記憶を信じようとしているのか決めあぐねているかのようにな」

空母棲姫「……世迷い事を」

提督「実際にそうだろう? 事実、お前は自分が建造された事を憶えていながら信じられていなかった。そしてお前自身が憶えていないようだが、私はあの時のお前を憶えているぞ」

提督「私はあの時のお前が気になっている。それを知っているが故に、どうしても敵とは思えん」

空母棲姫「……………………」

提督「まあ、そんな事はどうでも良い。とりあえず座れ。さっきまでフラついていたんだ。倒れられては困る」

空母棲姫「……どこに座れと?」

提督「貧相だが来賓用の椅子が目の前にあるだろう。いつも私達が使っている椅子とテーブルだ。壊れる事はない」

空母棲姫「……分かった」ギシッ

提督「さてさて、また暇になるな。何か気になる事はあるか?」

空母棲姫「……ここはどこだ?」

提督「見ての通り掘っ建て小屋だ」

空母棲姫「お前は指揮官のように見えるが、違うのか?」

提督「一応、名目上は鎮守府であるここの提督をしている」

空母棲姫(なるほど掘っ建て小屋の鎮守府。だからさっきの場所は倉庫のように見える工廠で、提督室……いや、執務室か。この執務室もこんなに小さいのか)


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