提督「観光するか」 金剛・瑞鶴・響「はいっ!」 空母棲姫「…………」
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12:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2020/08/20(木) 01:46:32.67 ID:0vpAmYGA0
空母棲姫「──って、いや待て。お前今ここを掘っ建て小屋と言ったか?」

提督「そうだが?」

空母棲姫「どう考えても掘っ建て小屋を鎮守府と結び付けられん。というよりも、なぜそんな事になっている。ここは離島の鎮守府なのか?」

提督「本土だ。私は左遷されてな。こんな意味の無い辺鄙な場所で堕落しているだけだ」

空母棲姫「……提督の地位に立っているのに左遷とは意味が分からんぞ」

提督「今は昔と違って提督に成れる存在は溢れている。私は仕事自体は出来ていたから扱いに困ってこうやって保留しているのだろうよ」

空母棲姫「どうして左遷されたんだ」

提督「総司令部の作戦本部長殿の杜撰な計画を指摘したらご覧の有様だ」

空母棲姫「馬鹿か何かか?」

提督「草案かメモでも紛れ込んだのかは知らんが、チグハグな内容に加えて『大和魂があるならば勝利できる』なんて一文を見付けてみろ。頭痛がするぞ」

空母棲姫「……………………」

提督「呆れるだろう?」

空母棲姫「……同情してしまいそうになった」

提督「そうもなるだろう。──まあ、それで頭がトサカになった作戦本部長殿の怒りの鉄槌で私は僻地送りだ。艦娘も三隻まで減らされてしまった」

提督「しかし、この生活もいつまで続くのやら。海を眺めて釣りをして、哨戒という名の資源の無駄遣いをするのにはそろそろ飽きてきたよ」

空母棲姫「……全くもって変な奴だ」

提督「よく言われる」


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