武内P「魔神が生まれた日」
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3: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/08/11(火) 04:07:30.29 ID:OyIzvWrPO
未央「いや、たいしたことじゃないんだけどね。この前プロデューサーがみりあちゃんと仁奈ちゃんが一緒に遊んでいるのを、ほほえましそうに見ていたの。それを見て、ああ、この人子どもの相手の仕方はわからないんだろうけど、子ども自体は好きなんだなあって感じて」

凛「ああ、そういうことか。泣きそうな子どもに気がついて近づいたら、びっくりした子どもが泣き出しそうなイメージはあるね」

未央「うん、まあそれで思ったんだ」

未央「三人ぐらい産んであげようって」

うづりん『何で!!?』

未央「え? なんでって……まあ私が三人兄弟だから、自然と三人って数字が思い浮かんだのかな?」

卯月「その事じゃなくって、なんでちゃっかりプロデューサーさんの子どもを産む気になっているんですか!?」

未央「いや……だって……ほら。プロデューサー……優しいし、たくましいし、顔も見慣れたら良いし……声は言うまでも無く良いし。何より未央ちゃんの恥ずかしいところたくさん見られたから、責任取ってもらわないと」

凛「言い方ァ!」

未央「それに未央ちゃん前々からプロデューサーの女性関係が心配だったし! あの人変に愛が重すぎる人に捕まって束縛されそうなオーラが漂っているもん!」

卯月「あ、それはすごくわかります」

凛「うん、だから私が――」

未央「そしたらその心配が今まさに当たっちゃったんだけど未央ちゃんどうすればいいの!? よりによってこの二人のどちらかならプロデューサーを任せられるって思ってた二人ともが! これじゃもう私がプロデューサーと結婚して守護るしかないじゃん!?」

凛「いや、私に任せてくれていいから。重くなんてないから」

未央「クールの重くないは当てにならないって、今再認識したところなんで」

卯月「二人とも! プロデューサーさんはみんなのプロデューサーさんなんだから、そんな目で見ちゃいけません!」

未央「それは……尊いから?」

卯月「もちろんです」

未央「しまむーは時間をおけば治るかもしんないけど、こじらせたままだし。やっぱりここは未央ちゃんが――」

凛「でも未央。どうやって結婚までもっていくつもりなの?」

未央「え? ま、まあそこは、この未央ちゃんのあふれ出る色香で悩殺して……」

凛「言ってて自分でもわかったでしょ? あの朴念仁が自分から担当アイドル、それも未成年に手を出すわけがないって。こっちから押し倒さなきゃ無理だよ」

未央「押し倒す……押し倒すか」ガタッ

凛「ん」ガタッ

卯月「あの……二人とも間合いを取り始めて、どうしたんですか?」

未央「どうしたも何も」

凛「プロデューサーと私たちの体格差を考えたら、押し倒すには相当な技量が必要だからね。こうしてレスリングの練習をしなきゃ」

未央「しまむーもタックルの練習する?」

凛「卯月は尊いって言ってるから、プロデューサーを押し倒すなんてこと……」

卯月「おおお、押し倒す!? 私が!? プロデューサーさんを!? めめ、滅相もございません」


タタタタタタタタタッ


未央「あ、行っちゃった。しまむーには刺激が強すぎたか」

凛「……ねえ未央。服を着ているプロデューサーを押し倒して、そこからさらに寝技に持ち込んで服を脱がすなら、レスリングより柔道の方がいいのかな」

未央「どっちの方が向いているかはわかんないけど、レスリングと違って柔道なら教えてくれる人に心当たりがあるし、柔道にしよっか」


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