夜叉神天衣「……気が済むまで、踊ってあげる」名人「それは楽しみだ」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/10(月) 21:07:12.38 ID:WY8AjuAdO
「ありがとな、天衣」
「な、なによ、いきなり……」
「俺の為に名人に一矢報いようとしてくれたんだろ? 詰めは甘いが、見事な研究だった」

私は素直じゃないけど、やっぱり子供で。
頭を撫でる師匠の優しい竜の熱い手を払い除けてから、ズンズン先にひとりで進む。
じゃないと、にやけた顔を見らちゃうから。

「……熱い」

火照った顔が、燃えるように、熱かった。

「あ、おい。待てよ、天衣!」
「ついてくんな、クズ!」

名人に名前を呼ばれた時よりもずっとずっと、幸せな気持ちになって喜んでいる自分を、八一に見せるわけにはいかなかった。

ちなみに名人が対局に遅れそうになった本当の理由は私の粗相の後始末をしてくれたからではないかと思うものの、定かではない。


【めいじんのしどうたいきょく!】


FIN


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