魔王と魔法使いと失われた記憶
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80: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/14(金) 16:47:13.04 ID:eY+H6i2KO


「よう、お二人さん」


「何の用だ」

険しい目で魔王が彼を見る。背は185センメドぐらい。短い黒髪の痩せた男で、どことなく軽薄そうな感じだ。耳が長くて色白だから、エルフだろうか。

「すまねえな。間違ってたらすまねえが、そこのちっちゃいフードのが『魔王様』でいいか?で、巨乳の姉ちゃんがプルミエール・レミュー嬢」

「……だとしたら何だ」

男はニヤニヤしながら私たちのテーブルに座る。そして、出てきた言葉は私の……そして恐らくは魔王の想像の外にあるものだった。



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