【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 9巡目
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721: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/10/16(金) 22:21:18.73 ID:VVegW6z+0
レヴィア「ね、姉さん! いい加減にして下さい!」

ベルフェ「なーんーだーよー! 妹! 口を開いてる暇があったらあいつらの脚を凍らせたりしてみろ! いやぁ、うんうん少年あの野郎。童貞卒業で調子に乗りやがって……」

レヴィア「……っ!?」

ベルフェ「ほれほれ、嫌いな姉の言いなりになるのは嫌いかぁー? ベルフェ様には関係ないが、あいつを潰してこっちにかかってる魔法解除しねぇとお前は一位にはなれねぇぞー」

レヴィア「ぐぅ……!」

姉の言葉に同意をしたくないという反発心と、確かに一位になるためにはなりふり構ってはいられないという同じ気持ちが混ざり合って。レヴィアは顔を歪ませる。

――――彼女の手の平に溜まっていた冷気が、辺りに散っていく……。

ベルフェ「んま、なんかベルフェ様が虐めなくてもあいつら勝手に落ちていきそうだけどな」

レヴィア「へっ?」

ワイズ「――――ぐへっ!」

こ、転んだぁ!

ユウナ「だ、大丈夫!? ちょ、ちょっと加速するの緩めたら?」

ワイズ「ちょ、ちょっとそうする……い、いっちにー。いっちにー――」

ベルフェ「ドーン」

ワイズ「ご、五発目うわぁああああああああああああああああっ!?!?!?」

ユウナ「ああああああああもぉおおおおおおおおおおおおおおおおっ! あんのぉおおおおおおおおおおお!!!」

レヴィア「――――」

ベルフェ「くっそ愚かー! 体格差のせいかな? それとも運動神経のせいかな? はたまた足の速さのせいかな? ――何にせよ、あいつら普通に息合ってないわ。まじ滑稽」

レヴィア「っ今のは姉さんの魔法が――!」

ベルフェ「ういうい、じゃあゴールテープ切りに行くぞー」

レヴィア「だから姉さん!!!!!!」


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