北条加蓮「藍子と」高森藍子「目先と足元を確かめ直すカフェで」
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20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/02(日) 18:50:28.53 ID:ypMqto370
藍子「今回のことって、たまたまうまくいかなかったことじゃなくて、最初から、何もできなかったことなんですよ。私にはできないって……ううん。今の私には何もできなかったことなんです」

藍子「次こそは――なんて思っているだけでは、駄目なんだと思ってます……駄目なんです」

藍子「だから……」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/02(日) 18:50:57.78 ID:ypMqto370
加蓮「でもね? 私ばっかり見ててどうすんの。アンタはアンタの道を歩くんでしょ?」ペシ

藍子「きゃ」

加蓮「あのね。目標地点にたまたま私がいるだけなの。それか、私がいるからそこを目標地点にしていたとしても……途中歩く道は、私の歩いた道とは別物でしょ?」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/02(日) 18:51:28.21 ID:ypMqto370
加蓮「あとは足元。どっかのドジ巫女みたいにすっ転んで笑われるのは、藍子だってイヤでしょ?」

藍子「……笑ってるのって、だいたい加蓮ちゃんだけ――」

加蓮「それはほら……笑ってあげるのが礼儀みたいなところってない?」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/02(日) 18:51:58.23 ID:ypMqto370
藍子「お話していたら、すぐに加蓮ちゃんの周りが、加蓮ちゃんの世界になってしまいますよね」

藍子「それって、アイドルとしてすごいことだと思います」

藍子「みなさんに求められているものを、どうぞ、って渡してあげるのも、アイドルには必要なことかもしれませんけれど――」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/02(日) 18:52:28.49 ID:ypMqto370
加蓮「っと。話が逸れまくっちゃったね。いつも通りに」

藍子「加蓮ちゃん……」

加蓮「んー?」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/02(日) 18:53:29.10 ID:ypMqto370
加蓮「とにかく……なんかさっきの話を聞いてたら大丈夫って思えてきたけど、ちゃんと自分の足元を見て。目の前に何があるのかを見て。自分がどうしたいか、たまには考え直しながら歩きなさい。いいね?」

藍子「はいっ。なんだか、加蓮ちゃんの言うことが、見えないまま歩いていた気がします。今なら大丈夫っ」

加蓮「あ、それとPさんには一言謝ってあげてね?」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/02(日) 18:53:58.21 ID:ypMqto370
藍子「すみませ〜んっ」

加蓮「何か注文?」

藍子「うん。喉がからからになってしまったので、甘いものをたっぷり飲もうかな、って♪」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/02(日) 18:54:28.13 ID:ypMqto370
藍子「……ふう。落ち着きました。では、次からはがさごそせずに、すぐにスマートフォンを取り出せるようにしておきますね」

加蓮「そもそも、撮るなっ」ペシ

藍子「きゃ」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/02(日) 18:54:57.75 ID:ypMqto370
加蓮「今日の藍子は真面目ちゃんすぎてムカつく」

藍子「いいじゃないですか〜」

加蓮「急に真面目な話をしすぎ」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/02(日) 18:55:28.98 ID:ypMqto370
藍子「私、こんなにず〜んって落ち込むことは、あんまりないから……。あはは……加蓮ちゃん、本当に私の知らないことをいっぱい知ってて、すごいな……」

加蓮「……藍子の、そうやってすぐ人のいいところを見つけれるのはいいことだと思うけど、今この流れでそれ言うのはやめときなさい。余計凹むわよ?」

藍子「……そうしますね。今だけは、ほんの少しだけ、目を閉じていることにします」
以下略 AAS



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