11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:15:04.68 ID:nI3QwB+a0
あれ?何故か2回同じ書き込みしてしまってる・・・
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:16:10.91 ID:nI3QwB+a0
みんなと過ごす時間が楽しくて、自分の目的を見失ってしまいそうになる。
私は歌わなければいけないんだ。あの子が好きだった私の歌を。
そう、私には歌しかないんだから。
13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:18:16.76 ID:nI3QwB+a0
P「レコーディングお疲れ様。」
765プロ感謝祭ライブの後から念願の歌の仕事が増えてきて、今日は新曲のレコーディングに来ていた。
P「よし、じゃあ帰るか」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:19:35.04 ID:nI3QwB+a0
それなら最初から余計なことを聞かないでほしい、と思ったが、プロデューサーの次の言葉に私は思わず息をのんだ。
P「その歌へのこだわりは、亡くなった弟と何か関係あるのか?」
千早「・・・どうして知ってるんですか。」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:21:02.51 ID:nI3QwB+a0
P「歌のためならなんでも?そんなこと、本当にできると思ってるのか?」
千早「できます。」
P「できないよ。人はそんな風には生きられない。
16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:22:04.63 ID:nI3QwB+a0
P「・・・」
運転席にいるプロデューサーの表情は後ろにいる私からは見えない。
千早「話は終わりですか?」
17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:25:52.42 ID:nI3QwB+a0
『誰にも、他人に言えないことの一つや二つはあるものです。千早にもあるのではないですか?』
そう四条さんに言われて、思わず優のことを思い浮かべる。
その時、後ろで水風船の割れる音がした。
18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:26:42.40 ID:nI3QwB+a0
貴音「千早、どうかしましたか?」
四条さんの心配そうな声で我に返った。
千早「・・・いえ、なんでもありません。」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:27:43.18 ID:nI3QwB+a0
皆と別れて、優の眠るお墓に来た。今日はあの子の命日だ。
優のお墓の前に水風船を供えて、手を合わせる。
千早(ごめんなさい。私、頑張るから。)
20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:29:28.76 ID:nI3QwB+a0
千早「おはようございます。」
今日は音楽番組の収録のためにスタジオに来ている。
椅子に座ると、テーブルの上に一輪の黒いバラと、一部の雑誌が置いてあった。
21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:31:41.51 ID:nI3QwB+a0
誰か見てくれないかなあ・・・
納得のいく最後にするのに、結構ない頭を絞って考えたんだけど・・・
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