パワー「ついでに今晩はパンツも穿いとらん!」デンジ「おおっ!?」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/21(火) 00:46:14.26 ID:9sFi2ME0O
「どうしたデンジ。目にゴミが入ったか?」
「ぐすっ……だから、なんでもねーって」

ポチタのことを思い出すと、泣けてくる。
それはオレがまだ人である証だった。
悲しみと嬉しさの狭間に、人は涙する。
正直、親に借金を押し付けられたオレには、我が子の大切さなんてわかる筈もねーけど、それでもポチタは大切だった。
そんな複雑な人間の胸中は魔人のパワ子には理解し難い感情であったらしく、首を傾げながらおもむろに。

「んっ……美味じゃな」

赤い舌を伸ばしてオレの頬を滴る涙を舐め取ると、血の魔人は満面の笑みで舌鼓を打つ。
頬に伝わった粘膜の生々しい感触によってオレの涙は引っ込み、また胸がトクトクする。

「おお? またチェンソーが元気になったぞ! ガハハハハ! やはり、孕みたいのじゃろ?」
「バカ、逆だ」
「む?」

勢いというのは恐ろしいもので、すっかり萎えかけたチェンソーは息を吹き返して、股間のポチタに導かれるまま身を起こして、今度は逆にオレがパワ子を押し倒した。


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