花丸「私の天使」
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16:名無しNIPPER[saga]
2020/07/12(日) 21:16:14.93 ID:qe4+sBJv0
「いってきまーす!!」

「花丸!帽子被っていきなさい!」

叫びすぎて思わず咳き込む祖母から薄汚れた白い帽子を受け取るや否や、花丸は子供たちの喧騒の方に駆けだしていく。

嵐が去った後のような家の中を見渡し、おばあさんはふぅとため息をついた。

段々と小さくなっていく帽子の上で、花をあしらった小さなペンダントが揺れていた。

「毎日毎日……子供は元気だこと。」

小さなつむじ風か去った後かのような静かな家で、そう呟いた。

ヨハネとの邂逅から一年が経とうとしていた。



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