9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/11(土) 22:28:25.14 ID:5HEO7PNvO
「ここだよ」
「ほう。たしかに景色が良いところだな」
「でしょ? 町を見下ろす高台からの放尿は開放感があって、一度やったら病みつきだよ」
何を言っているんだ、こいつは。
立ちションに景色を求めるなよ。
放物線を描く尿で台無しになるだろうが。
「さ、キョン。早く出して」
「え? 国木田は?」
「え? 代わりばんこじゃないの?」
代わりばんこだと? なんだ、そのルールは。
少なくとも、俺のこれまでの経験にはない。
新感覚の連れションであり、立ちションだ。
「お、俺としては同時のほうが……」
「同時って、向かい合って?」
向かい合って立ちションしたらかかるだろ。
「ああ、ごめんよ。つい、いつもの感覚で」
「いつもどんな立ちションしてんだお前は」
いや、そこは深く追求するまい。
誰にだって、おかしな趣味のひとつやふたつあるもので、それが国木田というのがやや意外ではあるものの、驚きはしない。
だって俺たちは、そう。友達なんだからな。
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