貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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435: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/03/06(土) 23:45:51.19 ID:aani6tff0


ほむら「私が魔女を発生させているというのは、まあ正解といっていいわ」

ほむら「本来『無い』ものをわざわざ作り出しているのだから、そうなるわよね」

ほむら「魔女がいなければ魔法少女の日常は成り立たないから。ただそれだけ。パトロールが外ればかりじゃつまらないでしょう?」

貴方「何を言ってるんだ……? 魔女なんかいなければ命懸けで戦う必要もなくなるんだ! ずっとそれを目標にしてきた!」

貴方「それとも、まさか俺たちにただ魔法少年少女ごっこをさせたかったって理由だけで魔女を作ったのか!?」

ほむら「ええ、そのまさかよ」


 目の前の暁美さんは当たり前のようにあっさりと言ってのけた。

 その拍子抜けするような態度を見ると、もはや怒りをぶつける気すら沸かなくなる。

 ただ何か、とてつもなく危険で大きな力を目の前にしているということを感じた。


ほむら「でもあなたたちは重要なことを知らない。本来の魔女は、魔法少女のソウルジェムから生まれるものなのよ」

貴方「……本来のって何だよ? じゃあ俺たちが戦ってたのはなんだって言うんだ?」

ほむら「さっきの言葉と合せると、偽物の魔女ね。この世界には本来『魔女はいるはずがない』のだから」


 暁美さんはそう言うと、後ろに隠していた手を胸の前に持ってきた。

 手に何かを掴んでいる。それは―――。


貴方「キュゥべえ!?」


 乱暴に耳を持たれて掴まれているのにも関わらず、キュゥべえは未だに寝息を立てている。


ほむら「インキュベーター。本来は私達を騙し、人の感情と魂を弄ぶ敵」

ほむら「でもこの世界では“あえて”造り替えたわ。この世界のキュゥべえの本当の役割を知っている?」

貴方「俺たちの心身のサポート……とか言ってたけど」

ほむら「本当の答えは、『ゲームのサポート』よ。ゲームが終わって役割がなくなったからいらなくなったの」


 ゲームが何かはわからないが、まさか――それがキュゥべえが寝てばかりになってしまった理由に関係あるのか?

 そんなことを考えていると、暁美さんはどこからか拳銃を出して……キュゥべえの頭に突きつけた。




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