貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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◆xjSC8AOvWI
[saga]
2021/03/07(日) 00:14:42.48 ID:GsSMg3i50
貴方「ちょ、ちょっと! 何してるんだよ!」
QB「きゅ……? ん……?」
銃口を押し付けられて、キュゥべえはやっと目を覚ます。
そして、自分の置かれている状況を理解した。
QB「ほ、ほむら……? これは…………――!?」
ほむら「最後の憂さ晴らしに、私がお前を殺す」
QB「なんで……? た、助けて……………っ!」
貴方「や、やめろって!!」
咄嗟に変身して目の前の暁美さんに飛びかかったが、まるで霞のようにすり抜けてしまう。
さっき神だとか悪魔だとか言ってたが、本当に『この世界』の存在ではないということを物語っているようだった。
ほむら「インキュベーターは本来、感情を持たない異星人だった。こんなふうに怯えることもない生き物だったのよ」
ほむら「本来のソウルジェムはこいつに造り替えられた魂そのもの。そして、濁り切れば魔女を生み出す卵」
ほむら「壊れたり身体から離れすぎることがあれば魔法少女は生きていられない。……そんなことも教えてくれずに私たちは利用された」
ほむら「そして、殺しても殺しても代わりが沸いてくる倒せない敵……それが本来のキュゥべえよ」
ほむら「杏子とかは、自分の知る記憶との態度の違いに違和感を持ったかも」
ほむら「この世界のキュゥべえには感情を与えた。苦しんでもらうためにね」
QB「…………! …………!」
キュゥべえは声にならない声を上げていた。
だが、逃げられないことを悟ると、最期の瞬間――――俺に向けて言葉を遺して、逝った。
QB「……【貴方】……仲良くしてくれて、サンキュー……ベリー…マッチ――――――」
銃声が響く。周りに人はいるはずなのに、誰もこちらに関心を向ける人はいなかった。
貴方「な、なんでその言葉をよりによって、今……全然似合わねぇよ……! こんなことなら適当に言葉教えるんじゃなかった!」
貴方「……暁美さん、こいつは人とズレてるし鈍感だけど悪い奴じゃないし俺はそこそこしゃべってたんだ。君の分身……もな」
貴方「俺からしたら本物だし一人だけだろ! 大体、本来とか偽物だとか、さっきからなんなんだよ!」
ほむら「【貴方】くんが今挙げた特徴は本来の名残ね。『外』を見てみなさい」
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