高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「時間がたくさんあるカフェで」
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36:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/05(日) 19:35:05.47 ID:y1AgrPS70
藍子「だから、さっきはカメラを気にしちゃって?」

加蓮「そ。カメラがあったら迂闊に背伸びなんてできないし」

藍子「背伸びくらいなら――」

加蓮「その後の気が抜けた表情。撮られたくないでしょ」

藍子「あっ……」

加蓮「ここには藍子と店員さんと、他のお客さんしかいなくて、他のお客さんだってじっと私の隙を窺ってる訳でもないんだけどさ」

加蓮「分かってるけど、一瞬だけ意識が変なところに飛んじゃった」

加蓮「職業病ってヤツなのかなー……。気を付けなきゃ」

藍子「大丈夫。ここは、いつものカフェですよ〜」

加蓮「そっか。いつものカフェなんだー」

藍子「はい。いつものカフェです。ここでは、表情を作ったり、誰かに見せる自分でいなければならない、なんてことはないんですよ」

藍子「加蓮ちゃんの、そのままの姿でいていいんですからね」

加蓮「そのままの姿……。忘れないようにしなきゃ、ね」

藍子「はいっ」


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