682: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/08/28(金) 01:41:21.79 ID:q2vbU3s6o
死んだ。
観客の誰もがそう思った、次の瞬間。
魔物ハンターの傷口が塞がり、達人の腕を拘束する。
達人「……ッ!!」
融けた金属に手を突っ込んだかのような、熱と痛み。
達人は憤怒の形相で、自身の腕と融合した男を何度も地面に叩きつける。
ようやく拘束が解除されたとき、達人の右腕は真っ黒に焼け焦げていた。
だが会場の視線はその腕には向いていない。
パシャッ ジー
写真家「な、なんですか、あの光の塊は。思わず撮っちゃいました」
騎士「……あれが本当の姿か」
流動し発光する不定形の魔物。
開拓者(見たことあるような気がする)
光の塊はリング状に変形し、宙に浮かんだ。
達人「何者だ、貴様は……!!」
幻精霊「キャハハ」
光の塊はさらに光量を増していき……
キラッ
まばゆい爆発は、観客席からの視界をすべて塞いでしまう。
戦術魔導士「驚いた……。私に匹敵する魔法使いじゃないか」
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