683: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/08/28(金) 01:42:04.77 ID:q2vbU3s6o
達人「がはっ……!」
幻精霊「あれれ?」
使者「な、なんと達人、生きていたー!!」
騎士「はあ!? あんなの俺の爺さんでも防げるかどうかってところだぞ!?」
弟子「気で体の表面に膜を張ったのか? 映像だけじゃ分からないな……」
開拓者(間違いない。あいつは幻精霊。魔界の魔王城で遭遇した上級魔物だ)
達人「魔法で我は倒せぬぞ、魔物!」
幻精霊「上を見てー」
達人「……!?」
弟子「でもなんで戦わないんだ? まだ左手と脚は残っているのに」
開拓者「上を見上げているな……。何も無いように見えるが……」
写真家「……えっ」
轟音と地響きが闘技場の外まで伝わった。
達人が立っていた場所にあったのは、巨大な拳の形をした何か。
前腕の部分を含めた全長は塔のように高く、闘技場の最上階を超えている。
金属のように見えるそれが空から落下して、達人を物理的に押しつぶしたのだ。
現れた瞬間は誰も目撃していない。
使者「勝者……湾岸要塞!! ……でいいんでしょうか?」
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