225: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/07/15(水) 20:12:54.39 ID:pD60WqZ9o
>>214から修正
人の姿に見える樹木が生い茂り、子供が描いた絵のような奇妙な動物が歩き回る。
まるで異界か他の惑星のような不思議な光景が見られるこの森は、わずか数か月前に出現した。
すでに調査団や冒険者たちが立ち入っているが、帰ってこない者が続出している。
ここは王国の辺境の地。
誰が呼んだか、奇々怪々な森の名は、魔界林。
開拓者「なぜ俺はここに来たんだ?」
開拓者「そして理由は分からないが、来るのが早すぎたように思う」
開拓者「このタイミングで来なくても、半年以内に訪れることになりそうな予感がする」
開拓者「小説を途中から読むときに、先のページが開いて文字列が見えてしまった時のような気分だ」
狼獣人「ガルルルル……」
開拓者「うおっ!? 狼人間!? 猫人間なら知っているが……」
狼獣人「グルル……ガウッ!」
開拓者「やるか!? 俺はそこらの人間よりは強いぞ!!」
狼獣人「ワウッ、ガウッ」
開拓者「な、なんとか手なずけることに成功した……」
開拓者「手なずけたというより、敵意が無い事を示して落ち着かせた感じだが」
開拓者「言葉が通じないだけで知能は決して低くなさそうだ。連れて帰って戦力にしよう」
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