男「大将! 油マシマシのアチアチラーメン一丁」
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19:名無しNIPPER[saga]
2020/07/05(日) 09:08:40.38 ID:sGoLw9kr0
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とある昼下がり、店に暖簾は掲げられていない。カウンターには、三人の男。店主に、ナナフシ。そして、いまや大タヌキの名を返上した『細タヌキ』だ。
「どうだい。来々軒新作の『あっさりラーメン』は」
ナナフシが、店長を讃え感嘆の声を漏らす。
「いや、さすがです店主。『こってりラーメン』とベクトルが違うこそすれ、その絶妙な味のバランス感覚は十二分に発揮されている」
対して、細タヌキはどこか不満げだ。
「あーあー大将よお。すっかり丸くなっちまって。いや確かにうめえよ。全盛期の俺なら替え玉5玉はいけただろうよ。だけど、俺は『こってりラーメン』のほうが食いてえんだ。あのパンチ力のある味に恋い焦がれてるんだ」
「パンチ力ねえ……」
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