29:名無しNIPPER[saga]
2020/07/01(水) 01:09:39.37 ID:A7tKNGJh0
「あの…今の話は本当なんですか…?」
そこへ宗岡と入れ替わるかのようにとある男が現れた。
年齢は宗岡よりも上で無精髭を生やした中年の男だ。
「私は菊瀬といいます。以前まで佐々木くんの担当をしていた者です。」
「以前まで?それはどういうことですか。」
「お恥ずかしながら編集長に彼の担当を外されました。まあ理由はやはりホワイトナイトですね。」
菊瀬は4年間も佐々木哲平の担当だったという。
4年前、当時岐阜にある漫画の専門学校に通っていた佐々木哲平は新人賞に応募して佳作を受賞。
賞を取ってからは本格的に漫画を描くために地元の岐阜から東京へと上京。
プロの漫画家のアシスタントの傍らアルバイト生活を送り執筆活動に専念していた。
だがその後4年間はろくな成果が出ずにいたという。
「まあ私も彼に対して散々ボツを出しましたよ。
そんな矢先にあのホワイトナイトを持ってきましてね。
それを見た編集長がGOサインを出したわけです。」
それから菊瀬はある原稿を右京たちに見せた。佐々木哲平がホワイトナイトを描く直前に持ち込んだ原稿だ。
その原稿を読んだ感想はというと…
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