モードレッド「んじゃ、ちょっと席を外すぜ」獅子刧「うんこか?」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/21(日) 21:15:44.61 ID:CfbKDyMAO
「では、続きを話そう。心して聞け」
「へいへい。手短にな」
「そんな風に興味なさげにしてると、俺はまた面倒臭いおやじになるぞ?」
「わかったよ畜生め! 心して聞いてやる!」

耳をほじりながら聞き流す気満々のモードレッドを脅迫して気を引いた獅子刧は、偉そうに咳払いをひとつして、確信に触れた。

「要するに、見せるか見せないかの問題だ」
「下乳とはみケツを?」
「そうだ」

そうだ、じゃねぇよエロおやじ。
とは思うが、それを口には出さない。
また面倒臭くなられたら困るから。

「父上ははみ出さない。だけどオレならはみ出せる。だから父上を越えられると?」
「そういうことだ」
「悪い。さっぱり意味わかんねぇ」

モードレッドはお手上げだった。
正直、もう泣きたいくらいである。
何故自分がこんな話に付き合わなければならないのか嘆きたいが、ぐっと堪え辛抱した。

「いいか、セイバー。民衆ってのは大多数が王の表面的な部分しか認識していない」
「たしかに民草は王のことをアイドルかなんかと勘違いしてる節があったな」
「専門用語に言い換えるなら偶像崇拝だな」

偶像崇拝。
つまり、人工的に作られた崇拝対象。
それは奇しくも王に似せて作られたホムンクルスたるモードレッドのことを的確に言い表しており、つまり彼女は王の偶像であった。


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