60: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2020/06/12(金) 22:56:22.79 ID:BHjCA0Mo0
姉さんのテーブルに珈琲を置き、約束通り2割増し笑顔で言葉をかける。
「どうぞ、ごゆっくりおくつろぎください。」
姉さんは満足気に珈琲を受け取り、あざとさマシマシのアイドルスマイルと共に言葉を返す。
「ありがとう。ねぇ店員さん?一緒にお話してくださらない?だって、店員さん素敵なんだもん。」
その瞬間、ピキッと店内の空気が凍るのがわかった。店内を見渡すと、他のテーブルの女性の視線が、全部こっちに集まっている。
姉さんは、刺すような笑顔で全ての視線に対抗していた。それを見て思い出す言葉がある。確か、姉さん前に「周りのテーブルの女共にはわたさない」みたいことを言っていたな。
まさか、姉さんがいちいち俺にちょっかいをかけて来ていたのって、俺をからかうためだけじゃなくて、周りのテーブルに牽制するためって意味も...。
66Res/58.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20