61: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2020/06/12(金) 22:57:11.36 ID:BHjCA0Mo0
そこに至った時点で、俺は考えるのをやめた。増量した分の笑顔を差し引いて、姉さんに言葉を返す。
「いえ、仕事中ですので、申し訳ございません。」
姉さんは俺の背中で他のテーブルから表情が隠れる位置にそそそと動き、素でむすーっとした顔になって言う。
「もぅ、いっつもそればっかり。はいはい、わかりました。でも、今度は一緒に珈琲飲もうね、りっくん。」
この人、からかいと牽制だけでもなくて、ホントに一緒に珈琲が飲みたいって願望もあったのか...。いろいろと言いたいことができてしまったが、とりあえずはこの一言。
「だから、りっくんはやめろ。」
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