51: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2020/06/12(金) 22:45:12.94 ID:BHjCA0Mo0
気がつくと俺は庭にいた。中ではさっきまで俺が座っていたテーブルに、俺が座っているのが見える。知らない庭に、知らないリビング、知らない家。
ふと横を見ると姉さんがいた。俺はすぐに気がついた、これは中にいる姉さんと違う姉さんだ。姉さんはチラリと家の中を一瞥し、ふっと軽く微笑んだ。
それから俺の方をまっすぐ見つめて、ギュッと両手で俺の手を握った。その体温は、とても懐かしくて、とても温かかった。
そして、フィルムの切れた映画のように、プツンと意識が途切れた。
66Res/58.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20