26: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2020/06/12(金) 22:07:46.69 ID:BHjCA0Mo0
数日後、
俺はあるカフェの奥の席で人を待っていた。コーヒーをブラックのまま口にする。苦味が口に広がって、思わず顔をしかめてしまう。でもまぁ、今の家の空気よりはマシな苦味だけど...なんて、その苦味の元凶が言うのはズルイと思いつつ、スマホの時計を確認する。
約束の時間を30分ほど過ぎている。こちらからお願いをして会ってもらうのだから、このくらいは気にしない。まぁ、あの人めちゃくちゃに忙しいだろうから、会ってくれるだけでも感謝だ。
ボーッと店の外を眺めていると、小走りでこっちに向かうスーツ姿の男の人が見えた。あの人だと、一目でわかった。会うのはもう数年ぶりになるけど、あまり変わってはいない。あ、でも、ちょっと白髪が増えたかも。
そのスーツの男性は店内に入り、俺を見つけると笑顔で小さく手を振った。俺は席を立って、挨拶をする。
「お久しぶりです。プロデューサーさん。」
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