27: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2020/07/04(土) 20:54:42.88 ID:RM8C3ZgDO
「私に何が出来るっていうんだ…こんな雑魚深海に…」
幹部「君はどうも自己評価が低すぎる傾向があるね。君はよくやっているよ。特務艦としても他の子達に劣ってはいない」
「…私の練度は知ってますよね」
幹部「僕が見てるのは強さだけではないという事さ。君達の世界では考えられなかっただろうが」
…深海棲艦の世界では弱ければ一日足らずで死ぬ。強さが何より重要だった
だけど人間の世界は違った。人間はこの私よりも更に弱い。目の前のこの幹部だってその気になれば今すぐにだって殺せる
だけどそれでも私はこの人間に勝てる気はしないのだ。命を奪って尚私は勝てないだろうと思ってしまう
幹部「旧大本営との戦いの際の君の功績は大きい、割とバラバラな特務艦達を纏めた手腕は僕達には必要なものだ。…その手段はあれだけどね。それに…」
「それに?」
幹部「君が慕われているのは何もそれだけではないと僕は思うよ。そうでなければ仮にも特務艦である彼女達を馬鹿にしている」
私の下半身以外に何か好かれる要素はあっただろうか…と頭を捻る
―――本人は気付かないものですよね、こういうのは―――
笑いを含んだ綾波の声がした
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