28: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2020/07/04(土) 20:57:26.46 ID:RM8C3ZgDO
幹部「…君には言っておこうと思う」
幹部が急に真面目な顔で話し出した
「…はい」
幹部「君には信濃君と協力して特務艦達を纏め、ある事態に備えてほしい」
ああ…嫌な予感が大きくなっていくのを感じる
「…ある事態とは」
幹部「…行方知れずだったある艦娘を目撃したと報告が入った。彼女が何故これまで動きを見せていなかったのか理由は不明だ。だが…」
彼女…行方不明…特務艦の戦力が必要…まさか
幹部「彼女…大和は大本営という組織そのものを憎んでいる。そして彼女の思想は危険なものだ」
やっぱりかあああ!!!
大和の名前を聞いた私は知るはずの無いビジョンを垣間見た気がした
禍々しい姿に変貌した大和らしき艦娘が刀を振り上げ襲い掛かる。それに立ち向かう、こちらもあり得ない程に長い髪を靡かせ巨大な槍を構えた艦娘
信濃…?だけど違う…これは…
しかしそのビジョンは形を保つ事も出来ずに霧散してしまい、それを見たという記憶さえ残らなかった
綾波がぽつりと呟くのが聞こえた
―――大和、次は必ず―――
その声は聞いた事も無い程に底冷えのするものだった
137Res/85.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20