26: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2020/07/04(土) 20:52:20.73 ID:RM8C3ZgDO
幹部「やあ、今はいいかな?」
デスクで事務作業をしていた私に幹部が声を掛けてきた
「何でしょうか」
幹部「そんな露骨に嫌そうな顔をしないでほしいな」
おっと顔に出ていたようだ。この幹部が持ってくる話は七割方は厄介事なのだ
幹部「話は聞いたかい。あれだけの推薦を貰っているのはさすがと思ってね」
「推薦…?話…?」
嫌な予感がした
幹部「まあ信濃君が居る手前、君は隊長補佐という肩書きになるが」
ああ…あああ…
幹部「辞令は後日正式な命令として発表するよ」
あの話はあの場の妄想じゃなかったのか…
推薦状は特務艦一同だけではなく彼女達が裏から手を回したらしい軍人や一般職員や医師、果ては食堂の料理担当から守衛のものまであったらしい
幹部「人気者は辛いねぇ」
「オマエぇ…知ってたな…」
幹部「情報は命だからね」
ニヤニヤしながら幹部が言う
幹部「それに君はこれまで自分を守る事だけを考えてきた。だけどそろそろ次の段階に進むべきだと思うよ」
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