サイト「愛してるよ、ルイズ」ルイズ「わ、私も、あんたのことを……」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/30(土) 22:25:36.79 ID:A9YfU/XoO
「到着」
「どこだよ、ここは!?」
「私の部屋」

連れてこられたのはタバサの部屋だった。
全寮制のこの学院では生徒一人一人に個室が割り当てられていて、ここが彼女の部屋らしい。

「なんだか、生活感のない部屋だな」
「睡眠を取れる設備さえあれば問題ない」

タバサの部屋は極端に物が少なかった。
簡素なベッドと、シンプルな机のみ。
天蓋付きのルイズの寝台とは大違いだ。

「ここで何をするんだ?」
「文字の読み書きの勉強」

ドサッと、机に大量の書物を乗せるタバサ。
それはハルケギニアの文字で書かれた本であり、サイトの目には外国語にしか見えない。
そこでようやく、以前、文字の読み書きが出来ないといろいろと不便なのでタバサに教えて貰う約束をしていたことを思い出した。

「そう言えば、そんなこと頼んでたな」
「やれる時にやっておくべき」
「わかったよ。よろしく頼むな、タバサ」

この青髪の少女はどうもそっけないようで面倒見の良いようで、わざわざサイトを捕らえてまでこうして読み書きを教えてくれるらしく、有り難くご教示頂くことにした。


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