サイト「愛してるよ、ルイズ」ルイズ「わ、私も、あんたのことを……」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/30(土) 22:22:27.59 ID:A9YfU/XoO
「ぷはーっ! 美味かった。ごちそうさん」
「ふふっ。サイトさんの食べっぷりはいつ見ても素敵です。作り甲斐がありますね」
「そ、そうかな……」

出された残飯を平らげたサイトを眺めながらシエスタはニコニコしていて、そんな風に微笑まれながら優しい言葉をかけられると、大抵の年頃の男子はこの子は俺のことが好きなのではないかと勘違いしてしまう。

「今度はシエスタの手料理が食べたいな」
「もちろん。サイトさんさえ良ければ今夜にでも。ワインを用意してお待ちしてますわ」

すっかり勘違いしたサイトが調子に乗ると、悪戯めいた妖艶な微笑みを向けられて、そうすると大抵の年頃の男子はこれはいけるのではないかと間違いなく事実誤認してしまう。

「じゃ、じゃあ、お言葉に甘えて……」
「ほんとにいいの? 怒られない?」
「どうせ今夜も飯抜きだからさ……」
「そうですか……サイトさん、可哀想。意地悪なミス・ヴァリエールの使い魔なんて辞めて、私と田舎で暮らせばいいのに……」
「そ、それって俺と結婚したいってこと?」
「へ? あっ。た、たしかに、そう、なりますかね……やだもう! 私ったらはしたない!」

自分で言って自分で盛大に照れるシエスタに目を細めながらサイトは、ルイズの使い魔を辞めてシエスタの故郷でのんびり暮らすのも悪くないかなと思い始めていた、その時。

「見つけた」
「え? タ、タバサ?」
「こっち」
「は? え? ちょっ、待っ」
「レビテーション」

振り返るとルイズの同級生であるタバサが居て、ひょいと杖をひと振りするとサイトの身体が宙に浮かびわけもわからず連行された。


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