7: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/25(月) 20:18:36.03 ID:GoWeZr8Q0
5 ワンダフル『ドリィミィ』デイズ
冬優子「わぁ、この写真も素敵……なんだが、ふゆじゃないみたい!」
冬優子はどの現場でもスタッフに好印象です。
この前も『可愛らしい子』、『いつもにこにこしてる』と褒められました。
だけれども……。
冬優子の良いところは、それだけなのだろうか。
冬優子の、一番の魅力は……。
私が黛冬優子に望むことは……。
冬優子「プロデューサーさん……?」
P「申し訳ありません。少し考え事をしていました」
P「もう挨拶は終わりましたか、冬優子」
冬優子「もう。冬優子じゃなくて『ふゆ』って呼んでくださいって言ってるのに」
P「親御さんからお預かりしている身です。そういうわけにはまいりません」
冬優子「でも、いつもお仕事のサポートありがとうございます♪」
P「ここまでは、私は冬優子が上手くやっていることを見ているだけです」
P「ところで、今日のお仕事はいかがでしたか」
P「これまで少しずつ仕事をしてきました。冬優子は、どんな仕事が楽しかったですか」
冬優子「えへへ、どのお仕事もとっても楽しいです」
P「そうですか……」
しかたない、私の方で考えてみましょうか。
冬優子「プロデューサーさん、急にどうしたんですか?もしかしてふゆ、何か失敗しちゃいましたか……?」
P「そんなことはありません。少し考え事をしていました、冬優子はどんなアイドルになるのかを」
冬優子「ふゆが、どんなアイドルに……?」
P「はい。アイドルの仕事は様々です、バラエティ、モデル、ミニライブ……」
P「冬優子の意思が一番大切だと考えています。どんな仕事が楽しかったですか?」
冬優子「わぁ、ありがとうございます♪え〜っと……ふゆはぁ〜……」
冬優子「……ふゆは……」
冬優子「……」
あの時と同じ眼が見えた。でも、すぐにその表情は消えてしまう。
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