18: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/25(月) 20:25:57.66 ID:GoWeZr8Q0
冬優子は、凄いなと思う。臆病な私とは違う。もしも……私が同じように踏み出そうとしたのなら。あの人に、打ち明けていたら。そんな時に欲しい言葉は……受け止めることを示す言葉。
P「おかえりなさい」
冬優子「!……あ……」
冬優子「……ぷ、プロデューサー、ごめんなさい……」
冬優子「ごめんなさい、ひどいこと、いっぱい言って……!ぐすっ……」
P「構いませんから、泣かないでください」
冬優子「ぐすっ……ぐすっ……」
こんなに泣かせるとは想定外でした。さて……どうしましょうか。
冬優子「ふゆのこと、なんも知らないなんて……そんなこと、そんなことないのに……」
冬優子「プロデューサーは……ふゆよりちゃんと、ふゆのこと、見てくれたのに……」
いや、しばらくはこのままにしておきましょう。
下手に声をかけると、私が泣きそうなことに気づかれてしまうから。
冬優子「ほんとに、ごめんなさい。それから……」
冬優子「ありがと、プロデューサー……」
P「お礼を言うのは、私のほうです。ありがとう、冬優子……」
あの日の私が救われた気がした。
そして……冬優子はもっと多くの人を幸せにしていく。きっと、そうだと思える。
涙声を隠しきれたでしょうか……いや、それでもいいでしょう。
弱い部分も共有してこそ、パートナーなのでしょうから。
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