1: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2020/05/24(日) 00:54:58.57 ID:OM5qGz2c0
軽く読めるものです
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2020/05/24(日) 01:00:10.40 ID:OM5qGz2c0
「お悔やみ申し上げます」
社長から『作法』として教えてもらった通りの言葉を吐き、あの人が高校までを過ごしたという家の玄関をくぐった。出迎えてくれたおばさんは、目元がプロデューサーによく似ていた
3: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2020/05/24(日) 01:01:25.28 ID:OM5qGz2c0
みんな、プロデューサーがいなくなったことでダメージを受けている。
だからこそ、自分は、自分だけはと気丈に振る舞っていた。けど、もう疲れた。死に顔を観て、これまで堪えていたもんが全部溢れる
4: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2020/05/24(日) 01:03:43.54 ID:OM5qGz2c0
『死んでないよ』
……ん?
5: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2020/05/24(日) 01:08:13.24 ID:OM5qGz2c0
プロデューサーはそのまま続ける
『仮死状態で一命を取り留めた後、俺はこうやって空に浮かび、親しい人の精神に語りかける能力が発現したんだ』
うつむきながらこれまでを語る
6: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2020/05/24(日) 01:10:16.72 ID:OM5qGz2c0
『おお! ついに成功したのか!』
『はい。肉体と精神……二つを切り離し、空へ昇る感覚を掴めば、なんとかできました』
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