古澤頼子「高峯のあの事件簿・マスターピース」
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60: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:21:04.68 ID:RS4SDFXO0
咲『建物の裏側、塀に取り付けられてた』

のあ「まゆと楓に伝えたのかしら」

咲『まゆちゃんとオッドアイの美人さんに言わない方がいいかな、って』

のあ「それでいいわ、不安にさせる必要はないもの。真奈美、事務所の監視カメラを確認して」

真奈美「事務所の?わかった」

咲『高峯ビル辺りは調べてみたよ、他は何にもなかった』

のあ「いつ起動させるつもりか、わかるかしら」

咲『近くで信号を出さないと起動しないタイプだった。物理的なロックもあったよ』

のあ「使うつもりがなさそうな感じね」

咲『何かの保険だったのかな。そういえば、高峯ビルって防火仕様?』

のあ「ええ。爆発にも強いはずよ。ガラスも防弾にしてあるわ」

咲『良かった♪しばらくはSt.Vで見張ってようと思うんだ。どう?』

のあ「お願いできるかしら。まゆと楓も安心するでしょう」

咲『任せて!塹壕で48時間構えていた時より楽だもん。ばいばーい♪』

のあ「ありがとう、助かったわ」

真奈美「のあ、監視カメラを調べてみた」

のあ「不審な人物は」

真奈美「見つかっていない。事務所は安全だ」

のあ「仕掛けたのは古澤頼子でしょうね」

真奈美「入手できるなら、彼女しかいない。だが、手法がお粗末だな」

のあ「私を殺すこともできないでしょう、使われたとしても」

真奈美「それなら目的はなんだ?」

のあ「狙っているという事実が重要だったのかしら」

コンコン……

志乃「ちょっといいかしら……」

のあ「志乃、ここにいていいのかしら」

志乃「やっと時間ができたわ……真奈美さん、飲み物をいただけるかしら」

真奈美「もちろんだ、柊課長」

志乃「お邪魔するわ……新情報と二人に話したいことがあって」



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